■助成団体一覧

■イベント支援プログラム

■選考委員の講評

■予備選考委員の感想

■経過報告

■公開最終選考会 報告


■選考方法 (PDFファイル)

■参加者のプロフィール (PDFファイル)

■応募申請書テーマ分析 (PDFファイル)

 

■活動支援プログラム2003年度選考経過の報告2

9月12日に選考委員によるプロジェクト評価会議が開催されました。
それに先立ち、選考委員には予備選考で選ばれた50団体の申請書を評価表に従って評価してもらい、それを予め集計しておきました。予備選考では最高得点だったものが選考委員の評価では評価ゼロだったり、その逆のケースもあったりで、選考の難しさを改めて感じました。

評価会議では、得点の高いものから個別に議論し、それぞれが「高く評価する点」「マイナス評価する点」「疑問に思う点」などを検討しました。委員の間でも全く評価が正反対になるものもありました。ちなみに、評価会議では、改めてコムケア活動の理念を確認し、その視点からの評価を行いました。

コムケア活動の理念とは、次の7点です。これについては、これまでのメッセージなどのなかに書き込んでいますが、こうした形で整理したのは初めてです。


〔コムケア理念〕

大きな福祉(発展性)  社会全体への視野の広がりがある
共創性  参加者みんなで汗をかく姿勢がある
先進性  社会に向けての新しいメッセージがある
オープンマインド(相互支援発想)  他の活動とのネットワーク志向がある(タコツボ型ではない)
継続性  一過性ではなく、ケアしあう文化づくりに向けての継続性がある
自立志向  依存志向ではなく、自立しようという姿勢がある
創造性  楽しさや明るさや、喜びが感じられる


この評価会議の委員のみなさんの意見を踏まえて、事務局長が改めて50団体の申請書を吟味し、16日にコムケアセンターでのスタッフ会議で最終的に30団体を決定しました。従って今回の30団体の決定責任は事務局にあります。事務局が結果についての責任を背負うことにしたのです。これに関しては、昨年の反省があります。

昨年もメッセージで書きましたが、結果発表の後、ある団体から活動支援にまで深く関わっているのであれば、事務局がもっと責任をとるべきではないかという厳しい指摘がありました。もちろん逆の指摘もあったのですが、 これまでのこの種の選考は選考委員会という隠れ蓑のなかに、責任の所在がややあいまいになりがちな事への、私自身の疑問もありました。

そこで思い切って、事務局、いいかえれば事務局長としての私が責任を背負うことに踏み切りました。これからの1か月は、辛い1か月になりそうです。 といっても、勝手に決められるわけではありません。応募されている団体には事前の相談や以前からの応募団体もあり、個人的には荷担したところも少なくありません。私個人の判断では、ぜひ支援したいところもありました。

しかし、予備選考や選考委員の評価があまりに低いプロジェクトは個人的な判断で選ぶことは、今回はできません。残念ですが、今年も残したいプロジェクトのいくつかは対象に入りませんでした。いつか、私が一人で選考するプログラムをやってみたいと、思っています。
どなたかスポンサーはいないでしょうか。話がそれました。すみません。

以上のような経過で、30団体が選ばれました。惜しくも選外になった団体には昨日、通知状を出しました。11月までには、すべての応募団体にプロジェクトに対するコメントを送らせてもらいます。それがせめてもの、私たちのできることです。 また資金助成はだめでしたが、何か役立つことがあれば、応援したいと思っています。
それがコムケアプログラムの特長ですから。

選考が終わったので、選考委員を紹介します。
昨年と同じです。講評は最終選考会が終わったら掲載します。

片岡 勝 市民バンク代表
北矢行男 多摩大学教授
木原孝久 住民流福祉総合研究所 主宰
高橋流里子 日本社会事業大学教授
町田洋次 ソフト化経済センター理事長
松原優佳 市民セクターよこはま

10月10日に選考会会場で、是非とも皆さんとお会いしたいと思っています。選外になった方々と、特にお会いしたいです。

2003年9月18日
コムケアセンター事務局長
佐藤修


■活動支援プログラム2003年度選考経過の報告1

遅くなりましたが、今年度の資金助成プログラムの選考経過の報告です。選考の進め方には別項に掲載していますので、それをご覧下さい。

今年の応募総数は163件でした。北海道から沖縄まで、幅広いご応募をいただきました。現在、第一次の予備選考を終了しました。

予備選考は、できるだけ実践現場に近い人にお願いしました。基本的に自主的に参加して下さった方々です。
すべての申請書を、22人の予備選考員が分担して読ませてもらいました。1件について言えば、それぞれ7人の予備選考員が評価しました。したがって、7つの目で、すべての申請プロジェクトが評価されたことになります。

昨年、選考に関わった人はわかると思いますが、書類選考は大変な作業です。ていねいにお読みいただき、コメントもいただきました。予備選考員の感想は、10月上旬にホームページに掲載する予定です。

評価は予め決められている選考基準を踏まえて、4段階で評価し、その合計点をベースにして、事務局が全体の調整をとりました。採点が同じ場合は、事務局長が決定させてもらいました。また、評価点は低いものの、これからのコムケア活動を考えた場合、ぜひとも残したい特徴をもっているものは全体とのバランスを考えながら、第二次選考に残すようにしました。

この結果、50件が第二次選考過程に残されました。この結果は、6人の選考委員に送られ、現在、また別の視点から同じような評価作業が行われています。

その結果を踏まえて、9月12日に選考委員会が行われます。その終了後に、改めて、テーマや地域のバランスなども吟味し、さらに提出された資料なども再吟味し、最終選考会の候補となる30件を決定します。

30件に残ったかどうかのご連絡は9月16日か17日になる予定です。 もし連絡が届かなかったら、コムケアセンターまでご連絡下さい。

予備選考が終わりましたので、予備選考委員を公開します。予備選考に関わって下さった方々、どうもありがとうございました。

○昨年の資金助成先団体の有志
  井上英之(ソーシャルベンチャーパートナーズ・東京ベイ)
  下山浩一(コミュニティアート・ふなばし)
  橋本克己(彩星学舎)
  藤澤浩子(よこすかパートナーシップサポーターズ)
  横田能洋(茨城NPOセンター・コモンズ)

○コムケア応援団
  秋山みち(埼玉県社会福祉協議会ボランティアセンター)
  飯沼勇一(潟Aドエンジニアーズ)
  大川新人(NPOマネジメントコンサルタント)
  萩原悦子(埼玉県社会福祉協議会ボランティアセンター)
  小山美代(公立研究所)
  坂谷信雄(東京都職員研修所)
  新谷大輔(三井物産戦略研究所)
  瀬谷重信(潟Rラボレーション経営研究所)
  長沢恵美子(経団連1%クラブ事務局)
  渕野康一(東レ経営研究所)
  山野辺明美(埼玉県社会福祉協議会ボランティアセンター)

○コムケアセンタースタッフ
  佐藤修、橋本典之、佐藤泰弘、佐藤ユカ、宮部浩司、佐藤隆

内容的な感想は、最終選考会が終わった後で書き込ませてもらいます。