■コムケアフォーラム2004 東京 (2004.4.24)

日時:平成16年4月24日(土) 13:30〜18:00
会場:フォーラムミカサ7F
参加費:無料

主催:コムケアフォーラム2004実行委員会
後援:コムケアセンター
協賛:住友生命社会福祉事業団

開催趣旨
コムケアは毎年テーマを決めて活動しています。1年目は、「ひらく」。2年目は、「つなぐ」。そして3年目は、「創る」です。
前回のコムケアフォーラム2003東京では、多くの団体や人が出会う場をつくることができたと思っています。今回はそれを発展させ、今年のテーマである「創る」をコンセプトに、少数の参加者でディスカッションする場を用意し、参加者にとってメリットがある場を一緒になって創っていきたい。そして、NPO・企業・学生・行政など様々な分野の方たちが分野を超えてつながり、そこから新たな段階(ネクストステージ)へと向かうスタートになることを目指したいと思っています。

テーマ
「だれもが主役になれる社会に向けて具体的に一歩を踏み出すこと」

コムケアフォーラム2004東京は、企画の段階から複数の団体と共創していこうという方向のもと、プレゼンテーション団体6団体(以下参照)を中心にサロンで実際に顔を合わせての打ち合わせやMLを利用し、創り上げていきました。フォーラム自体は一日だけでしたが、事前の打ち合わせも含め濃い議論が交わされました。
打ち合わせに参加できなかった方にも顔の見える関係をつくりたかったので、MLで自己紹介文を流したり、当日その資料を置いたりもしました。参加者の数は59名、NPO関係、企業関係、行政関係、学生など様々なジャンルの方が集まりました。
狭い会場でしたが、皆さんの力でとても中身の濃いフォーラムとなりました。





スケジュール
13:00〜 開場
13:30〜 オープニングメッセージ
13:40〜 プレゼンテーション(1団体10分)
@全国マイケアプラン・ネットワーク
AちばNPOコンソーシアム
Bノーマライゼーションねっと&ちばMDエコネット
C社会起業家支援グループ(仮)
D子育ち学リサーチ・ネット
EWonder Art Production
15:00〜 机の移動(ご協力お願いします)
15:10〜 休憩
15:30〜 ワークショップ
16:45〜 ワークショップからの呼びかけ
17:05〜 ネクストステージメッセージ
17:10〜 交流会
〜18:00 閉会

プレゼンテーション団体紹介

@【おもしろくなければ介護じゃない!〜疲れた介護者から生活のコーディネーターへ。弱い要介護者からポジティブな生活者へ〜】全国マイケアプラン・ネットワーク
誰もが迎える高齢期、目前に迫っている超高齢社会・・・、もうすぐ個人にとっても国にとってもモデルのない時代がやってくる。そんな時代に向け、古い常識をリセットして新たな価値観をみんなで創りだしていきたい。

A【NPOの「ちから」を「商品化」】ちばNPOコンソーシアム
ちばNPOコンソーシアムは、異なるジャンルのNPOがコラボレーションにより、NPOが持つ「ちから」を、すべての市民が社会資源として利用できる「商品」として開発することを目的としています。この「商品」開発プロセスにおいては、企業・教育機関・行政といったセクターの積極的な参加を求め、さまざまな「現場の知」を合わせ、コンソーシアム自体が一つの人材育成機関として機能させます。

B【誰もが住みやすい社会の実現に向けて〜あなたの力+α=わくわくする社会〜】ノーマライゼーションねっと&ちばMDエコネット
今までのノーマライゼーションとは、障害がある人のマイナス部分にスポットを当て、それをいかにできるようにするかという考え方でした。しかし、これからのノーマライゼーションは、障害のある人のプラス部分にスポットがあたり、それを伸ばしていくという社会になる必要があります。そんなノーマライゼーションが実現すると、どんな社会になるのでしょうか?

C【社会起業家宣言 〜現状を突破する方法を共創しましょう!】社会起業家支援グループ(仮)
・「現状の世の中はどのような状況と考えるか」・「社会起業家の定義は何か。どう現状突破の為に機能するのか」・「私たちのグループの現状・強み・弱み・将来像や、今後のアクションの方向性をどう考えているのか?」

D【子どもと大人が共に育つ「まちづくり」 〜虹色の地域を目指して〜】子育ち学リサーチ・ネット

これまで、こどもは「大人や社会が育てる」という思想が強くありました。私たちは、子ども自身の意思・人格を尊重し、子どもが自ら育つ能力を大人が支援するという「子育ち学」という理念を提唱してきました。子どもが主体となった地域とはどんなものなのでしょう?それは、子どもが地域で「役」を発揮できることです。子どもが地域で発揮する「役」とは何か。それを可能とするための大人の「役」とは何か。そして、それぞれの「役」を発揮し、みんなで創る「まちづくり」は可能なのか。

E【いのちの現場を彩る】 Wonder Art Production

あらゆる人が生きていく中で、直接また間接的に関わる病院という場所。病気を癒す場でありながら実際は暗く閉ざされた場所になりがちで、患者にもそこで働く人にも心地よくないということではないでしょうか?いのちの現場である医療施設をアートで彩り、そこに関わる人々の心も身体も癒される場所にしませんか?

ワークショップ紹介

@全国マイケアプラン・ネットワーク
介護以外のジャンルとマイケアプランとで、新しい価値観提案のための共創ができないか?井戸端会議の中から、共創の種を!
心の介護が後回しになっているのでは?自分のニーズがわからない?知恵を借りれるシンポジウムを開催しては?

AちばNPOコンソーシアム
「NPOの“ちから”を商品化するには?」についてディスカッションしたいと思います。
千葉から商品化への研究会を開き、今後進めていく。

Bノーマライゼーションねっと&ちばMDエコネット

ノーマライゼーションの新しい概念を創ろう!参加者でアイデアを出し合い、今日集まったメンバーでセミナーの企画を立てます。
6月にまぐじゃび(韓国語でごちゃまぜ)の会を開催する!

C社会起業家支援グループ(仮)
社会起業家支援グループ(仮)の取り組みの方向とは?
MLの開設。勉強会を開き、ネットワークをつくり学んでいく。

D子育ち学リサーチ・ネット

子どもと大人が共につくる「まちづくり」について、理念や考え方の共有と具体的な行動プランづくりについて議論します。
子育ちのフォーラムに参加。保育園とアート・農園を活かしたイベントも。

EWonder Art Production
心と身体に効くアート:あなたが患者さんだったら、そこで働く医師だったら、お見舞いに行く家族だったら、様々な立場からの視点で病院の環境を考え、心と身体に効くホスピタルアートを創りだす。
ホスピタルアート・ラボ開催。仲間を増やしていく。

F飛び入りグループ
6団体以外のテーマで集まって話をしたいという人向けにつくられたグループです。
飛び入り希望される方はいませんでした。残念・・・。

ワークショップからの呼びかけ

ある程度合意がなくとも、軽い気持ちで呼びかけをしてください。次につながる種(たね)を発表して頂ければと思います。呼びかけの数は複数でも構いません。例)〜のための準備委員会を発足します。など
上記の赤字が呼びかけの一部です。小さな種から具体的なものまで多くの意見が出ました。


>>参加者の皆さんのアンケート結果 (PDFファイル)