はまなす「地域交通」研究会 (新潟県新潟市)

団体紹介
新潟市の北地区で、赤字バス路線の廃止問題をきっかけに、住民主体による地域交通を実現するために立ち上がった住民有志の団体です。廃止路線にこだわらない新規バス路線検討や住民意識調査などの活動を行っています。

ホームページ
http://www.geocities.jp/pwqbt700/hama-top.htm

プロジェクト名

はまなす生活バスプロジェクト−情報ネットワークづくり−

目的
不採算バス路線の廃止問題を契機に、コミュニティ交通のあり方を考える取り組みが全国的に広がりつつある。行政主導で赤字補填しながら存続を模索するのではなく、住民自らの責任において地域交通を担うことにより、自律的なコミュニティ活動活性化につなげていくことを目指している。

達成目標
住民組織が推進母体となり、廃止路線をカバーしながら、潜在的な需要に応える新規バス路線を運行させる。今回の助成により実施する目標としては、バス運行に向けた体制づくりの一環として、インターネットによる双方向の情報受発信システムを構築すると共に、地域の主体性を喚起するための啓発イベントを開催。

活動計画

■バス路線、バス事業計画案の検討
具体的な路線案をもとに経費を試算し、運賃収入・協賛金などの見込みを立てながら事業計画を策定する。
【検討体制】
はまなす「地域交通」研究会、バス事業者、新潟市都市交通政策課(オブザーバー)等

■住民意識啓発、機運醸成と運営組織の検討
事業計画案をもとに、想定路線の沿線地区などにおける世帯向け意識(ニーズ)調査や、地域内の企業向け協賛の働きかけを行うとともに、行政に対しては法手続きなどの各種支援もお願いしていく。

■インターネットを活用した情報ネットワークの構築(助成期待事業)
研究会の取り組みを発信するとともに、全国的な関心事となっている赤字路線バス廃止問題に関する自由な意見・助言を求めるとともに、先進的な活動事例とのネットを通じた情報交換を進める。

■啓発フォーラムの開催(助成期待事業)
事業計画案を対外的に告知し、住民の主体性を喚起するための啓発フォーラムを行う。


活動報告

[現在の進展状況] 2006.2.28

1 研究会のホームページについて

研究会のホームページを昨年12月にアップしました。
アドレスは http://www.hama-basu.infoです。
(検索エンジンにも登載手続きをしていますので、今後より簡単にアクセスできる環境になると思います。)
 
2 啓発フォーラムについて

3月中の実施を予定していますが、内容についてはまだ未定です。当研究会の親会である、はまなす学会の研究大会と合同開催になる予定です。

3 その他

地域内の自治会回りを地道に実施中です。理解の輪は徐々に広がり、自治会アンケートもさらに2地区で進行中です。今後も、想定路線沿線の自治会に対して説明会を継続していきます。


[これからの展望]

自治会を束ねる地区コミュニティ協議会に対する当研究会への理解が不可欠ですが、まだ正式な協議が整っていません。地区コミュニティ協議会は、政令指定都市を目指す新潟市が、区制を敷く前提として整備している地域組織ですが、立ち上がって間もないため、組織的な活動が十分ではありません。正式な協議は四月以降になりそうです。