特定非営利活動法人 感声アイモ(千葉県鎌ヶ谷市)

団体紹介
障害者・高齢者の発声と作画による機能回復訓練で社会活躍の支援。感声指導員の育成。障害1種1級の全身麻痺・言語障害の青年による特別養護老人ホームへの朗読慰問活動や環境・福祉・教育を一本化した公演等の事業。

ホームページ
http://www.npo-aimo.org/

プロジェクト名

いつでも・どこでも・だれでも手軽に出来る介護予防のための健康ボイストレーニング

目的
明るくハッキリした声で人に好かれ、お孫さんや子供たちへ本の読み聞かせで喜ばれ、詩吟・謡曲・朗読はじめ歌も上手くなり友人が出来、高齢者が健康で溌剌とし、生きがいを持ってもらうこと。

達成目標
高齢者が家庭での存在価値を高め、地域で仲間を作り、健康で元気に生活出来るようにすること。転倒予防・誤嚥などの対策のため一般的な運動では鍛えにくい横隔膜や下部腹筋などと背筋・内股等々の筋力アップ。遠くまで良く通り響きハッキリした声が出せるようにすること。引きこもり・孤独・鬱症・寝たきりを大幅に解消しPPK(ぴんぴんころり)のライフスタイルを実現すること。合わせてこれからの課題が健康ボイストレーニングで実現することを啓蒙・普及すること。

活動計画

この事業はしっかりとした呼吸ができるようにする呼吸法と発声訓練がポイントです。訓練方法は、呼吸と発声のコツを覚えるだけなので衣装も道具も施設もいらず経済的です。

そのコツの習得は全身障害の人も脳梗塞でリハビリの人も知的障害の人も自力呼吸が出来る人であれば一切の差別や規制もなくできます。また、多くの人が楽しく参加することが可能です。明るく健康になり知り合いが増えます。自宅でも散歩しながらでもお孫さんやご近所のお子さんといる時でもいつでもどこでも手軽に楽しみながら出来る訓練方法の指導と普及です。この訓練によって身体の機能強化・健康と人に好かれる美しい声になります。これこそ「暮らしの中の予防介護・予防医療」「地域の楽しい人間関係づくり」を実現する理想的な事業です。

具体的には普及のために講演会・講習会を開設し、訓練内容を指導します。こうした活動を通じて指導員を養成します。同時に普及のためのパンフレットを作成し高齢者個々人が日常的に自分の体調とペース・自由な時間の中でのトレーニングに活用出来るように普及することです。


活動報告

[現在の進展状況] 2006.2.28

1、健康ボイストレーニング感声の指導員養成研修会は月間8回の開催中です。
鎌ヶ谷生涯学習支援センターにおいて月3回・船橋市東部公民館で月2回・鎌ヶ谷北中沢コミュニティーセンター・文京区障害学習センター・中目黒菅刈住区センターで月1回。

2、講演と実体験セミナーを3月18日(土)2時〜5時・鎌ヶ谷市総合福祉保険センターで「健康ボイストレーニング感声」を入場無料で開催します。

3、朗読公演を4月15日(土)2時より・鎌ヶ谷市総合福祉保険センターで「美しい日本語の朗読公演」を感声ボイストレーニングの訓練で朗読ができるようになった障害があると云われている人及び指導員の発表の場をかねて開催します。

4、コムケアの資金助成の対象パンフレット(指導書)は3月の研修に向けて、医学博士に原稿依頼中です。なんとか間に合わせます。

5、新たに健康ボイストレーナーが誕生しました。「健康ボイストレーニング感声」普及の為指導員の養成を行ってきましたが、60代の女性が約10ヶ月(月1回・2回) の研修で厳しい「試験」に合格し、トレーナーに認定されました。今後普及の為の活動を行って頂きます。

[これからの展望]

1、平成18年2月13日市原市において、学童保育(児童約700名)団体の依頼で指導員約50名を対象に研修会を開催します。こうした研修依頼を増やしたいと思います。

2、千葉県社会福祉協議会研修センターで、平成17年11月12日に開催した介護関係者・各種障害施設関係者等々に対する体験研修を平成18年5月27日に開催が決定しました。

3、千葉県社会福祉協議会傘下約60協議会や多くの関係各団体に感声アイモの研修会を紹介して頂くことになりました。多くの団体に御理解頂き広めていきたいと思います。

4、千葉県東葛地域を中心に指導員研修の開催場所を増やす計画をしています。

5、この実績の上に千葉県との「協働」を平成19年度に向けて担当課と協議する予定です。