選考過程はこちらからどうぞ

 大きな福祉*の視点から
 コミュニティケアの世界に新しい風を吹き込む
 新しいプロジェクト起こしを支援します

 今年のテーマは
 「暮らしのなかの介護と医療」
 「暮らしのなかのつながりづくり」

  □このプログラムは「大きな福祉」(下注参照)を目指して、コミュニティケアの分野で活動している市民活動団体の、新しいプロジェクト起こしを支援することを目的としています。

□ここでいう「コミュニティケア」は、将来的な問題も含めて、すべての人が安心して快適に暮らせる社会を目指した、人間同士の温かな相互支援関係づくりを意味しています。そうした主旨から、できるだけ多様な活動を支援し、つなげていきたいと考えています。

□このプログラムは、単なる資金助成だけではなく、応募された市民団体の活動に関して、可能な範囲で相談に応じさせていただきますが、同時に応募された市民団体にも、自らの強みを活かして、他の団体の支援に参加していただきたいと考えています。つまり、支援する側と支援される側に分かれるのではなく、お互いに支援し合える関係を育てていくことを目指した「共創型相互支援プログラム」です。

□したがって、参加(応募)したみなさんにも、ぜひそれぞれの強みを活かして、できる範囲で「支援する側」でも活動してもらいたいと思っています。また、そうした主旨から、応募された申請書はすべて公開されますので、あらかじめそのことをご了解の上、ご参加くださいますようにお願いいたします。

□参加してくださったみなさまと一緒に、お互いに支えあいながら、だれでもが安心して快適に暮らせる社会を育てていきたいと思っています。この資金助成プログラムは、そうした活動(コムケア活動と呼んでいます)の、いわば入り口のプログラムです。主旨に共感してくださる方々の応募をお待ちしています。

*大きな福祉
福祉というと、介護や高齢者問題など、特別の問題をイメージしがちですが、私たちの生活や社会はさまざまなものが複雑に絡みあっています。ですから、個々の問題ごとに解決していくと同時に、それらをつなげていくことが大切です。
社会にあるさまざまな問題を、みんなが自分の問題として共有化し(つまり当事者になって)、一緒に知恵と汗を出しあいながら、みんなにとっての新しい価値(積極的な解決策)を創出していくこと。これが、私たちが考える「大きな福祉」です。



参加してくださった団体の共創*関係を育てていきます。

■支援される側と支援する側とに分かれる一方的なプログラムではありません。

■資金助成だけではなく、活動そのものに関する相談にも応じていきます。

■応募した団体が相互に交流できるような横のつながりをつくっていきます。

■応募団体の活動情報や申請書はホームページなどで公開されます。

■資金助成対象先の最終選考には応募した団体も参加できます。


「共創」とは、参加した人たちが一緒に汗と知恵を出し合って、新しい価値を創出していくことを意味します。

第5回コミュニティケア活動資金助成プログラム募集概要
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■募集要項

1.支援対象

(1)対象となる団体
・ 団体の規模や法人格の有無は問いません。
・ 但し、次の要件に合った団体を対象とします。
@ 本プログラムの理念(相互支援の輪づくり)に共感し、他の団体に対して、連携もしくは支援していこうという姿勢があること。
A 日本国内に活動拠点があり、活動場所が国内であること。
B 政治団体、宗教団体、営利団体などは除く。

(2)対象となる活動
「大きな福祉」(だれでもが安心して快適に暮らせる社会づくり)をめざして、全国各地でコミュニティケアに取り組んでいるNPOや市民活動団体の、新しいプロジェクト起こしを支援することを目的として、資金助成を行います。あわせて、そうした活動に対する資金面以外での支援もしていきます。
* 「新しいプロジェクト起こし」が対象ですので、日常的な活動や既に進めている事業は対象になりません。しかし、貴会の活動に新しい広がりをもたらすプロジェクトであれば、対象になります。詳しくは事務局にご相談下さい。

(3)今年度の重点テーマ
今年度は、特に「暮らしのなかの介護と医療」と「暮らしのなかのつながりづくり」を重点テーマとして設定します。
*重点テーマは、対象を狭めるためのものではなく、そうした要素を加味することで、プロジェクトの広がりを高めてほしいという思いをこめて設定しました。それぞれのプロジェクトの計画にあたり、いずれかの要素を加味してもらえればと思います。

2.資金助成内容(資金助成総額500万円)

・ 資金助成額は一律30万円(10団体)です。
・ 最終選考に残り、公開選考会で資金助成先とならなかった10団体には活動支援補助費として10万円(10団体)を助成します。
・ 他にイベント支援(10団体)を別途募集します。*10月頃(予定)

3.応募条件

次の4つの条件を予めご了解の上、ご応募ください。
@ 相互支援活動の輪づくりに参加していただきます。
A 応募された申請書が公開されます。
B 最終選考に残った場合、東京で行なわれる選考会で応募プロジェクトについての発表を行なっていただきます(旅費は事務局で負担します)。
C 資金助成が行なわれた場合、当該プロジェクトの活動状況などをコムケアセンターのホームページに投稿していただきます。

4.資金助成対象の選考基準

資金助成の対象プロジェクトは次の基準を参考にして評価します。
@ 社会性:本プログラムで定義する「大きな福祉」の理念に沿っていること
A 先進性:これまでなかったような新しい要素が含まれていること
B 発展性:一過性のものではなく、継続的であり発展が期待されること
C 汗のかき具合:お金で解決しようとしていないこと
D 支援の必要性:支援することが実現の不可欠な要素であること
E 今年度の重点テーマからの評価:テーマの要素が含まれていること

5.資金助成の選考方法

コミュニティケア活動実践者を中心とした選考委員の評価を踏まえて、候補を20団体に絞り込んだ上で、公開の最終選考会(10月16日を予定)で決定します。最終選考会では、絞り込まれた候補プロジェクトにそれぞれプレゼンテーション(発表)してもらい、それに対する投票により決定します。投票には、希望する応募団体は参加できます。
選考方法や選考過程はホームページで公開していきます。昨年度の経緯がホームページに掲載されていますので、ご参照ください。

6.資金助成の実施と報告書の提出

支援決定後、すぐに資金助成は実施されます(10月下旬を予定)。
支援された資金の活用については、予算計画を提出していただき、当事務局と内容の確認をした上で(見直しをお願いすることもあります)、原則として支援を受けた団体の自己責任による自主管理とします。
来年4月末までに、成果に関する報告書を出していただきますが、その際、資金の使途についても効果評価をしていただきます。

7.相互支援の場づくり

資金助成の対象となったか否かを問わず、応募団体は、次のような相互支援の輪づくり活動に参加できます。
●コミュニティケアに関する情報・意見交換を内容とするメーリングリスト
●コムケアサロン(東京:コミュニティケアに関する学びあいの場)
●ホームページの活用(コムケアのホームページに自分たちの頁を持てる)
●交流会(各地での交流会を実施)
●イベント支援資金助成プログラムへの応募(応募団体を中心に公募します)
●自分たちの得意なノウハウや情報などでの参加団体への支援活動

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■申請手続き

1.申請書類

ご提出いただく書類は以下の通りです。
@申請団体概要書(様式1)
A申請プロジェクト計画書(様式2)

2.応募要項・申請用紙の入手方法

応募要項や申請書類様式は以下の方法で入手できます。
@インターネットによる入手
コミュニティケア活動支援センターのホームページからダウンロードしてください。

>>申請書(PDF版)(印刷してお使いください)

>>申請書(ワード版)(書き込みできます)


A郵送による入手
インターネットでのダウンロードができない場合は、宛先を記入した返送用封筒(定型封筒)に切手90円をはり、コムケアセンターまでお送りください。

3.申請方法

申請書類を事務局宛に郵送もしくは宅配便で提出してください。
事故などで万一届かないことも想定されますので、発送後、1週間以内に事務局からの申請受理の連絡が行かない場合は事務局に確認して下さい。

4.応募期間

2005年6月20日〜8月15日(当日必着)

5.照会先

本プログラムの内容や申請方法についての照会、さらには申請に当たっての相談などがあれば、気楽に事務局までご連絡ください。プロジェクト内容に関する相談にも応じます。


事務局(募集要項.申請書申込先)

コミュニティケア活動支援センター
住所:東京都文京区本郷3丁目37−8本郷春木町ビル9階(〒113−0033)
電話:03−5689−0957
ファックス:03−5689−0958
メール:コムケアセンター

*コムケアセンターは、住友生命社会福祉事業団および東レ株式会社から支援を受けて、この活動を推進しています。