主張するTシャツの会

団体紹介
主張するTシャツの会は、非暴力、誰もが尊重される社会の実現を理念として、性別にもとづく差別と力の不均衡、とくに女性に対する暴力の解消と予防に関する活動・DV被害当事者の人権を守る活動を行っています。

ホームページ
http://www.ne.jp/asahi/clothesline-japan/tshirt/

プロジェクト名

Tシャツ・キャラバン 
〜せんたくびより(ドメスティック・バイオレンスがなくなる日)をめざして!

目的
Tシャツを展示することによって、DVの問題を視覚的・身体的・感覚的に訴え、身近で自分たちにも関係ある問題として受けとってもらう。

達成目標
ひとりでも多くの人に以下のことを感じてほしい。
「DVは予防できること」「相談できる場があること」「ひとりではないこと」「誰も暴力を受けるに値しないこと、自分を大切に自分らしく生きていいこと」

活動計画
2004年6月、改正DV防止法が公布され、親密な関係の中であっても暴力は犯罪行為であることが一層明確に規定されました。しかし、いくらDVや法律についてマスメディアで報道されても、行政機関がパンフレットやポスターを配布しても、今でも「DVという言葉を初めて聞いた」と話す人々にたくさん出会うのが現状です。「DV」と聞くと、「暗い」「恐い」という嫌なイメージや、「自分とは関係ない」と目をそらしてしまう人が大勢います。しかし、「DV」の根底には、「自分を大切にする」「自分らしく生きる」という誰にとってもとても大切なメッセージがあるのです。本プロジェクトで「主張するTシャツ」(DV被害当事者、その家族や友人がDVに対する思いや気持ちを自分達の着ているTシャツに描いたもの)をワゴン車を使って若者が集まる街中で、おしゃれにかっこよく展示することによって、ひとりでも多くの若者にDVのメッセージを伝え、DVの啓発・予防活動をしたいと思います。


活動報告

[現在の進展状況] 2005.2.14
 
4月23日(土)のアースデイに出展する予定である。申請時はキャラバンとして数箇所で展示を行う予定だったが、申請時予算と決定予算の関係で、金銭面で数箇所での展示が難しくなった。そこで、このプロジェクトの目的である若い人たちが多く集まる場、他の団体とのつながりが持てる場として「アースデイ」へ出展する運びとなった。アースデイという大きな野外でのイベントに参加することにより、上記の目的が達成でき、Tシャツ・キャラバンと同様の効果をあげることができると考える。
いままでドメスティック・バイオレンス(DV)に関心のある人たちが集まる場での展示が多かったが、今回のアースデイで、DVという言葉をきいたことがない、よくわからないという今までかかわりのなかった人たちにアクセスできる。特にこのイベントには多くの若い人たちや、環境問題に関心のある人たちとの新しいつながりができ、お互い今後の活動に広がりをもつことができる。そのため、当日は若年層や、DVについて初めて知る人たちへむけたDVやデートDVなどについてわかりやすく紹介したリーフレットを作成し、配布する。リーフレットには、そのほか相談機関、DV、デートDVチェックリストを掲載する。また、1日展示を行うので、Tシャツについてのギャラリートークを行ったり、実際に「主張するTシャツ」をつくるワークショップを実施する予定にしている。リーフレット作成とTシャツのワークショップの内容について、アートに関心のある若い人たちとともに作っていく。

[これからの展望]

・ アースデイ出展の展示方法、展示内容の検討
・ リーフレット作成
・ 「主張するTシャツ」をつくるワークショップに向けて、画材、素材の選定。また、使用するTシャツの寄付をつのる。アースデイに参加するリユースTシャツをつかったワークショップを行う団体とのコラボレーションを検討