手がたりの会

団体紹介
私達は、メンバーが盲ろう者と健常者から構成され、カフェ&マッサージという複合型カフェを発想し、2005年春の開業に向けて、立ち上げ準備を行うプロジェクトです。
(手がたりとは、左右の手の指を3本ずつ使うことで点字の形に見立てて、手でコミュニケーションをする指点字方式を表現した言葉です。)

ホームページ
http://fp.cocolog-nifty.com/slowfamily/

プロジェクト名
カフェ&マッサージ事業立ち上げプロジェクト

目的
理念を一言で言うと「一人、一人が大切です。お互いのつながりも大切です。」障がいがあっても、事業の独自性の視点を持ち、スキルセット(人の技能の集まり)を作れば、ビジネスを始められる・続けられる。この姿を紹介することで、ひいては日本各地の様々な人々を勇気付けたい。ひいては、障がいを持つ人が起業できる・社会参加できるという新しいモデルケースを、皆様とご一緒に、人の輪を広げて作っていきたい。

達成目標
会社登記とお店の認知拡大を、想いを持つお金であるコムケアの助成で行いたい。資金調達後に、立地を「JR中央線沿いで室内空間に開放感があるところ」で選択する。開店後は、地域住民の方々が、日常の中でカフェ&マッサージの当店をご活用いただける。マッサージで心からくつろげて、天の恵みである旬のオーガニック・フェアトレードの食材でおいしく健康作りができる。そして、障がいを持つ人の社会参加を自然に受け入れられる。収益事業と想いを両立させて現状の世の中を突破する第一歩としたい。

活動計画
当プロジェクトは「地域において愛される、とことんフェアなお店」の実現を目指している。その為に、まず単に障がい者の社会参加というテーマに限らず、消費者と生産者のフェアな関係作り(フェアトレード)、自然環境保全のために農薬・化学肥料を使用しない食材の採用(オーガニック)のように「大きな福祉」の視点を持つ。次に当初から企画の中心的な役割として盲ろう者が参加し、また「マッサージとカフェの合わせ技」が顧客にとって天国のように気持ち良いという仮説を私達は実験から発見し、ビジネスに具体化する先進性を持つ。更に、プロジェクトの主旨を聞いて、希望を見出してくださる盲ろう者も相次いでおり、自分達の取り組みが一つのモデルケースとなりわが国の各地でカフェ&マッサージを地域の独自性を生かして開店してほしいし、その応援もしたい(発展性)。重要なことは、この事業は汗をかいて前進するものであり、例えば出資募集を出店地域の内外に呼びかけることに始まり、開店とその後に至るまで、おカネだけで解決する作業は存在しない。
そして、この事業の立ち上げメンバーは、想いがあってもおカネが本当に無い。しかし「初めの一歩」である、会社登記費用と、認知、更に賛同の輪を広げるための活動費用を、想いを持つおカネであるコムケア助成金で行いたく私達は考えており、支援することが実現の不可欠の要素である。
2004年1月に発足し8月までは企業理念・コンセプト作り、実験、カフェ見学を行ってきた。
2004年 9月  事業計画確定、出資募集・助成金応募開始、店舗立地検討開始、HP開発開始
10月 コムケア審査、出資募集説明会開催(3月まで最低4回)
11月 内装・メニュー・設備・備品検討開始・HP開始
2005年 1月  会社登記
2月  内装工事開始
4月  開店


活動報告