NPO法人東京エイリアンアイズ(TAE)

団体紹介
日本の内なる国際化を促進するため、外国人留学生、就学生に関する交流、調査、支援、相談、研修の事業を展開している。具体的な生活支援、問題解決のため、新たな人道的ビジネスの創造を行っている。

ホームページ
http://www.tae.or.jp/

プロジェクト名

留学生のボランティア派遣事業

目的
「留学生が部屋を借りられない」「部屋を借りるために必要な保証人がいない」「アルバイトが見つからない」「日本人から差別や偏見の眼で見られる」等、留学生を取り巻く生活環境はいまだ数々の問題があることはあまり知られていない。そこで、本プロジェクトでは、留学生を各地のボランティア活動に派遣することで、日本国内の国際化・多文化理解を促進し、日本社会における留学生のイメージアップを図り、留学生の日本における人的ネットワーク構築を助け、留学生に対する日本人のサポーターを作り、地域のボランティア活動を支援・促進し、留学生の日本の生活習慣やルール、文化などを地域の人との交流を通して学ぶ機会を提供する。

達成目標
ボランティア活動を熱心に行う留学生の姿が、日本の地域社会と日本人の心から偏見や悪しきイメージを取り去られていく。地域の人と共にボランティア活動を行うことによって、日本人との交流が深まり、留学生に対してサポートしてくれる日本人の地域サポーターが増えている。留学生自身のコミュニケーション能力や多文化共生能力が向上し、また、留学生が真剣に地域活動に取り組み、地域のボランティア団体やNPO、社会福祉協議会などのボランティア人口が増加している。さらに日本人学生サポーターが留学生と共にボランティア活動をすることにより、若者の多文化理解能力の増進と、ボランティア意識、人格の成長が見られるようになる。

活動計画
TAEが行っている事業の一つに、『保証人ボランティア』というものがある。留学生が、進学、就職、ビザ、アルバイト等を行う際に日本国籍の保証人を要求されることがあるが、日本に知り合いのいない留学生にとって、探すのが非常に困難である。これを、留学生に一定の金額を預り金としてプールして共済組織をつくり、日本人のボランティアにリスク無く名義を貸してもらうという制度だ。
この制度において、ボランティア活動をした分だけ預り金を直接返金して行く制度を作るのである。具体的には、TAEでボランティアパスポートをつくり、1時間ボランティア活動を行ったら1taeポイントとして、ボランティア先でパスポートに印をつけてもらい、見合った分の金額を預り金から返金する(ダイレクトペイメント方式)のである。
これによって、留学生のボランティア活動の参加を促し、地域や行政、ボランティア団体等に派遣して、活動を行ってもらう。また、日本人学生の国際交流ボランティアにそれをサポートしてもらう。
2004年 9月
・ 受け入れボランティア先の開拓と日本人学生サポーターの募集、TAEボランティアパスポート製作、保証人ボランティア広報の見直しと広報開始
10月
・ 受け付け、ボランティアコーディネート、派遣開始
12月
・ ボランティア派遣20名派遣


活動報告