離れて暮らす親のケアを考える会 パオッコ

団体紹介
故郷で暮らす老親と別居する子世代が増加。遠くの親の支援や介護は気掛かりです。「ひとりの経験はきっと皆の役に立つ」という理念で情報や体験を共有。活動9年目となる来春、子世代応援団としてNPO法人設立予定。

ホームページ
http://homepage1.nifty.com/paokko/

プロジェクト名

仲間による仲間のための遠距離介護の電話相談窓口設置のための準備事業

目的
故郷の親をどのようにケアすればいいかと悩む子世代はひじょうに多い。似た立場の仲間として悩みを聞き、適切な情報を提供する電話相談窓口の開設をめざす。さらに、ひとりの体験(相談者)を似た立場の仲間(次に電話を掛けてくる相談者)に還元できるよう、新たな情報として蓄積する。

達成目標
離れて暮らす子は、故郷で暮らす老親のために日常的な介助や介護はできないが、適切な声掛けやサービス利用の提案等を行うことで、安心して暮らせる環境をコーディネートすることは可能である。私たちの電話相談窓口が機能することにより、都会で暮らす子と故郷の老親との対話が増え、さらに子も老親もそれぞれが暮らす地域で、安心して住み続けられるようになることを目標とする。

活動計画
1.「仲間相談員(仮称)」研修(パオッコ会員より、「仲間相談員」希望者を募り、研修を実施。心理面の研修は専門機関の協力を得る。(2005年1月〜3月予定))
*「仲間相談員(仮称)」とは、離れて暮らす老親を気にかける仲間として、遠距離介護に関する相談電話に対応する者。
2.研修のための「相談電話事例集」(これまでの活動であがってきた相談事例)作成
3.情報を検索するためのパソコンを購入
4.遠距離介護電話相談窓口開設の広報印刷物作成
●2005年4月〜週1回、遠距離介護の電話相談窓口を開設予定


活動報告

[現在の進展状況] 2005.2.11

申請時は任意団体パオッコであったが、現在内閣府にNPO法人設立申請中である。4月頃までには、「NPO法人パオッコ」として認証を受け、法人としての活動をスタートする予定。
5月より週1回、「パオッコ仲間ライン」として「離れて暮らす親のケア」に特化した情報支援電話窓口を開設することを決定している。電話対応をするボランティアスタッフには、パオッコ会員より19人の応募があった。現在、研修を実施中。

[これからの展望]

研修は1月21日より3月18日まで計8回。内容は、T情報分野と U電話対応のためのスキル及び心理関連分野。
電話窓口のオープンは5月13日(金)。その後、毎週金曜日に実施予定。
初年度は週に1回だが、次年度より回数を増やすことを目標とする。
4月までには「パオッコ仲間ライン」案内書を作成し、マスコミなどにも発表の予定。
離れて暮らす子は、故郷で暮らす老親のために日常的な介助や介護はできないが、適切な声掛けやサービス利用の提案等を行うことで、安心して暮らせる環境をコーディネートすることは可能である。私たちの電話窓口が機能することにより、都会で暮らす子と故郷の老親との対話が増え、さらに子も老親もそれぞれが暮らす地域で、安心して住み続けられるようになることを目標とする