特定非営利活動法人 ガラ紡愛好会

団体紹介
ガラ紡のふきんは環境にやさしい不思議ふきんです。ガラ紡は日本独自の産業ですが、絶滅の危機にあります。まだ地元のお年寄りの記憶にある内に経験を伝授してもらい継承していきます。自然と共生畑で皆で綿も作ります。

ホームページ
http://www.s-palette.jp/~s005garabo/

プロジェクト名

高齢者による地場産業(綿作り〜ガラ紡績)の復興のための作業施設運営

目的
環境保全に係わる町づくり

達成目標
@自然循環型綿畑で平成17年100kg、平成18年500kg綿収穫を目指す。
A現在、各家庭で少量ずつ分散している作業を作業施設に集約することで地域の高齢者が沢山の仲間と楽しく効率よく仕事ができ、生きがいづくりに貢献できる。

活動計画
現在、国内の和綿の生産者は皆無に等しい。よって昔、綿の3大産地であった遠州三河地方で増えつつある休耕畑を利用し、無農薬・無科学肥料で高齢者の方々に栽培〜ガラ紡製品化をしていく。

2004年 @平成16年試験畑作業  A収穫後作業
9月    畑・プランタ80ヶ所の    各自宅で綿天日干し
10月    収穫(1月まで)         綿ゴミ取り
11月                    綿くり(一部道具のある人のみ)
12月   堆肥用落ち葉集め         収納
2005年    (3月まで)
1月
2月                  作業施設完成2月予定
3月     畑作り(4月まで)     綿80ヶ所から回収収納
4月                  上記作業を施設内で実施
5月     平成17年綿種まき
6月     草取り↓         以後、ガラ紡工場にふきん製造発注
7月    堆肥置きススキ置き↓   授産所工房わかぎでふきんの袋詰め作業依頼
8月


活動報告

[現在の進展状況] 2005.3.11

@助成金活用について
作業に関わる道具類(小型耕運機、糸車、綿繰り機、カーダー)を揃え、順調に事業拡大できています。「素人集団の農作業には鍬・かっさらい・鎌の数より1台の耕運機を」との当会、長老たちの意見を尊重しこまめ(小型耕運機)購入となりました。

A綿収量目標について
平成16年の綿の収量は目標100kgを達成しました。種まきの時期に雨が続き、収穫時にまた雨続きと「今年は・・・」と決して順調ではありませんでした。皆さんよく頑張ってくれました。お陰でまたおばあさんのお仕事が増え、次の作業に係わる方が増えています。
現在は、平成17年度作付け増加のために老人会・お仲間同志などで綿作りをしていただいた各地域の会に出向き、お礼食事会(手作り料理)を楽しんで会へのご理解を深めていただく場づくりをしています。

[これからの展望]

三河遠州を地域としてすべての工程の産業を考えておりましたが、実は岡崎で廃業された方が、ガラ紡機と一連の機械を譲って下さるお話があり、遠州の福田町への移転が近々出来そうなので、稼動することを考慮に入れていく事業計画にしました。いよいよ綿収量1tを目標に定めました。
これからも多くの人脈を通じ休耕田の提供と綿作りしたい人の募集をかけていきたいと思っています。