特定非営利活動法人 ちいろば

団体紹介
障がいを持つ人たちと共に働く場を創りたいと、1984年10月ボランティアグループ「ちいろばの会」を発足、以来市民からの寄付によるリサイクルの活動を通して、リサイクルショップ「ちいろばの家」を運営。2001年4月に特定非営利活動法人となり、現在に至る。

ホームページ
http://www.chiiroba.com/

プロジェクト名

障害者が働くリサイクルショップ再生計画〜地元学生チームとのコラボレーション〜

目的
地元大学の学生チームとの共同作業により、障害者が働くリサイクルショップの経営を再建する。

達成目標
1.リサイクルショップの失ったお客さんを呼び戻し、収益力を向上させる。
2.障害者の賃金をアップさせる。
3.大学生や地域の人を巻き込んでの障害者の働きの場の新しい事業モデルを開発する。

活動計画
ちいろばの家は、家庭で不要になった衣類、雑貨などを無料で回収し、店舗でリサイクル品を低価格で販売している。数年前、近所に大手リサイクルチェーンがオープンした。この大型店は、大規模な駐車場を備え、古本だけではなく、衣料(子ども、婦人、紳士)、雑貨なども販売している。その結果、売れるよい商品は、このチェーン店に吸い取られ、チェーン店では売れない、ごみのような商品しか集まらなくなった。つれて、店の商品の質が落ちた。商品を買いに来るお客さんが減少し、経営が危機に瀕している。このままでは、倒産する恐れがある。経営に詳しい人材がいないので、スタッフだけではお手上げ状態になった。そこで、この窮地を打開するために、近隣の経営学系の大学に助けを求めた。大学は、お助け学生チームを結成し、リサイクルショップの経営再建を応援することになった。そこで、学生チームが主体となって、市民/顧客(学生や社会人)参加型のワークショップを開催し、市民の意見を取り入れた店づくりをする。ステップ1では、ワークショップを開催し、大まかな方向性を決める。ステップ2では、ワークショップの参加者のなかから選ばれた市民や専門家が経営の助言をする。プロジェクトチームでは、@仕入れ・販売(アンケート調査)A販売促進(ちらしの作成)B店舗ディスプレイC業務プロセス改善を計画し、実行に移す。リサイクルショップは、学生チームの助けを借りて、経営再建を果たすことができる。一方、学生チームは机上で学んだ経営学の知識を現場で役立てることができる。大学との共同作業を長期的に継続させていく。


活動報告